新幹線延伸から2年、いま「松任」で何が起きているのか?金沢の隣駅が仕掛ける“静かな大逆転”
新幹線延伸から2年、いま「松任」で何が起きているのか?金沢の隣駅が仕掛ける“静かな大逆転”についての最新情報をお届けします。
もっとも、すべてが順風満帆というわけではない。利便性が向上した一方で、長距離移動におけるJR幹線との乗り継ぎや、特急列車が廃止されたことによる福井・関西方面へのダイレクトアクセスの喪失には、今なお戸惑いの声が残る。
「以前ならサンダーバードで大阪まで直通だったのが、敦賀での乗り換えが必須になった。日常の通勤は便利になったけれど、出張や帰省の心理的距離は少し遠くなった気がする」。駅前ロータリーでタクシーを待つ地元自営業の女性は率直に吐露する。第三セクター鉄道としての自立経営と、広域アクセスネットワークの維持。地域が直面するこのジレンマの克服こそが、次のステップへの鍵を握っている。