なぜ「怖い絵本」はトラウマになるのか?大人の心に残る名作の真実
なぜ「怖い絵本」はトラウマになるのか?大人の心に残る名作の真実に関する質問を詳しくまとめました。詳細な解説をご確認ください。
小学校の国語教科書にも掲載され、多くの日本人に知られる『モチモチの木』(斎藤隆介作、滝平二郎絵)。おくびょうな少年豆太が、大好きなじさまの危機を救うために夜の峠を走る物語だ。だが、漆黒の夜空に浮かび上がる「モチモチの木」の巨木と、滝平二郎による木版画の鋭いコントラストは、多くの子供たちにとって純粋な恐怖の対象でもあった。
闇への恐怖と、それを超える愛と勇気。作中で描かれる圧倒的な「夜の暗闇」は、子供にとって世界の果てのような絶望感を与える。恐怖のスケールが大きいからこそ、そこから芽生える勇気もまた強く輝くのだと、この作品は静かに物語っている。