首のしこりが動くのは良性?悪性リンパ腫と見分ける決定的サイン
首のしこりが動くのは良性?悪性リンパ腫と見分ける決定的サインについて見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
首の内部には、全身に約800個あるといわれるリンパ節のうち、実に300個以上が密集している。頭部や顔面、口腔内など外部からの病原体に晒されやすい要所を守るため、高度な免疫フィルターが張り巡らされているのだ。このフィルターが何らかの理由で腫れ上がる状態を頸部リンパ節腫脹と呼ぶ。
動くしこりの原因として頻度の高い良性腫瘍には、皮脂や角質が皮膚の下の袋に溜まる粉瘤(アテローム)や、皮下組織の脂肪細胞が増殖した脂肪腫(リポーマ)がある。粉瘤は皮膚の浅い層にでき、中央に黒い開口部が見られることが多く、時に細菌感染を起こして赤く腫れ上がり強い痛みを放つ。
これに対し、脂肪腫は柔らかい感触で数年かけてゆっくりと育つ。皮膚の良性腫瘍であれば生命への直接的な危機は少ないが、外見上の触感だけで頸部の深部にあるリンパ節の病変と皮下腫瘍を素人が正確に区別するのは不可能に近い。