エルゴ抱っこ紐の新生児の使い方|埋もれる原因と安全な乗せ方を徹底解説
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現在販売されている主要モデルの謳い文句である「インサートなしで新生児から使える」という文言は、時に危険な誤解を生んでいます。ネット上の質問サイトなどでは「買った状態のまま赤ちゃんを入れるだけで完璧にフィットする」と早合点しているユーザーが見受けられますが、これは極めてリスキーな認識です。
一体型モデルにおける「インサート不要」とは、「追加パーツを買う必要がない」という意味であって、「無調整で使える」という意味ではありません。前述の通り、シート幅のマジックテープを最小幅へ絞り込み、ヘッドサポートを折り返して留めるという物理的変形を行って初めて、新生児用のサイズ感にアジャストされます。この変形手順を飛ばしたまま「インサートがいらないから」とそのまま乗せてしまい、赤ちゃんの股関節が水平近くまで過剰に開脚されたり、頭部が横に倒れてしまったりするヒヤリハットが多発しています。
また、一部の育児ブログなどで紹介されている「赤ちゃんが埋もれてしまうから、お尻の下に畳んだバスタオルを敷いて底上げする」というDIY的な裏ワザには小児安全の観点から強い警告が出されています。メーカーが想定していない異物を座面に挟むと、重心が不安定になり赤ちゃんの体が滑り落ちやすくなるほか、日本限定の落下防止ベルトが適切な位置で機能しなくなる恐れがあります。沈み込みを防ぐための正しいアプローチは、タオルによる底上げではなく、ウエストベルトの位置を肋骨の真下近くまで引き上げることです。