熱気走る寒ブリ競り!氷見漁港の現場と知られざる極上穴場食堂

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市場の空気がピンと張り詰める瞬間がある。氷見漁業協同組合の判定委員たちが、ずらりと並んだ大型ブリの前に立ち止まったときだ。重さ6キロ以上、形や脂の乗り、傷の有無など、厳密無比な基準をクリアしたものだけに貼られる専用の証明票。これこそがブランドの頂点に君臨する「氷見寒ブリ」の証である。

「今年の群れは型が良い。脂のサシの入り方がここ数年で一番締まっているよ」

競り歴40年を超える仲買人が、手鉤で魚体を素早く確かめながら小声で教えてくれた。海水温の微妙な変化によって回遊ルートが刻々と変わる中、定置網に飛び込んでくるブリの質をプロは見逃さない。最新の入荷動向を見ても、波浪の荒れた翌朝に突如として大型魚がまとまって揚がる波が続いており、市場関係者も毎朝の無線連絡に神経を研ぎ澄ませている。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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