「Toilet」は失礼?英語のトイレ表現と恥をかかない使い分け術
「Toilet」は失礼?英語のトイレ表現と恥をかかない使い分け術について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をチェックしてください。
海外渡航歴の長いビジネスパーソンや国際線フライトアテンダントへの取材から見えてくるのは、日本国内で習った英語と現場の実態との乖離です。ある日系航空会社の現役チーフパーサーは次のように証言します。
「ファーストクラスやビジネスクラスのお客様でも、着陸前に焦って『I want to go to the toilet!』と叫んでしまう方がいらっしゃいます。緊急事態であることは伝わりますが、英語ネイティブの客室乗務員からすると、幼稚園児が『おしっこ!』と叫んでいるのに近い直接的な響きに聞こえてしまうのが実情です」
大人の社交において、同席している人々に中座を伝える際のトイレに行きたい英語ネイティブの言い回しには、独特の婉曲表現が用いられます。知人との食事中に席を外す際、ネイティブは決して排泄行為そのものに触れません。
- 「Please excuse me for a moment.」(少々失礼いたします ※最も自然でスマート)
- 「I need to use the facilities.」(お手洗いをお借りしてきます ※格式ある表現)
- 「I need to powder my nose.」(お化粧を直してきます ※女性が昔から用いる品のある表現)
- 「Nature calls. / Nature is calling.」(ちょっと野暮用で ※親しい間柄で使われるユーモア混じりの表現)
このように、海外旅行で使えるトイレ英語表現の真髄は、単語を置き換えることではなく「露骨な連想を相手に抱かせない配慮」にこそあります。