縮毛矯正とカラーの順番はどっちが先?同時施術の危険性と理想の間隔
縮毛矯正とカラーの順番はどっちが先?同時施術の危険性と理想の間隔の重要なポイントについて、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
忙しい現代人にとって、サロンに通う回数を減らせる「同日施術」は非常に魅力的な選択肢です。しかし、現場のスタイリストや毛髪診断士の証言によると、「同時施術が可能であることと、髪にとって安全であることは別問題」であるというシビアな現実が存在します。
日本の薬機法(旧薬事法)の規定上、医薬部外品に分類される従来のアルカリ性縮毛矯正剤とアルカリ酸化染毛剤は、同日の連続施術が原則として制限されています。現在サロンで同日施術が行われているケースは、薬剤が「化粧品登録」されたマイルドなカーリング料を使用しているか、根元のリタッチに限定している場合が大半です。
近年は処理剤の進化によって「弱酸性縮毛矯正」と低アルカリカラーの相性が飛躍的に向上しました。毛髪の等電点(pH4.5〜5.5)に近い弱酸性領域でキューティクルを過度に開かせずにストレート化できるため、同日施術でも手触りの良さを維持できるケースが増加しています。しかし、どれほど薬剤が進化したとしても、1日のうちに還元・酸化・脱色・染色という複数の化学的負荷を毛髪へ連続してかける事実に変わりはありません。髪が本来持っている体力を超えた瞬間に、毛先がチリチリになる不可逆なダメージ(ビビリ毛)を引き起こすリスクは依然として残されています。