箱根駅伝の時速は何キロ?ママチャリ超えの爆走と原付並み山下りの真相
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箱根駅伝のスピードを語る上で外せないのが、芦ノ湖から小田原中継所へと駆け下りる「復路の開幕・6区山下り」だ。標高差800m以上を一気に下るこの区間では、重力と強靭な脚力が組み合わさり、人類の限界に迫るスピードが生まれる。
6区の急勾配エリアでは、1キロのラップタイムが2分20秒〜2分30秒前後まで跳ね上がる。このときの瞬間最高速度は時速28〜30km/hを記録する。これは日本の公道における原動機付自転車(原付バイク)の法定速度(時速30km/h)とほぼ同等だ。「山下りで原付並みのスピードが出る」という噂は誇張ではなく、物理的に実証された真相である。
一方で、過酷な傾斜を駆け上がる「往路の山場・5区山登り」はどうだろうか。急勾配の坂道を登る5区では、平地よりもペースが落ちるものの、トップ選手は1キロを3分20秒〜3分40秒前後で刻む。時速に換算すると約16.0〜18.0km/hだ。過酷な上り坂であっても、一般的な成人男性が平地を全力疾走する以上のスピードを維持したまま山頂へと突き進んでいる。