エルメス「地中海の庭」の真相|臭いと噂の理由や廃盤説を徹底検証
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エルメスを代表するフレグランス群「庭園のフレグランス」シリーズ。その輝かしい第1作目として2003年に世に送り出されたのが「地中海の庭」です。手がけたのは、エルメスの初代専属調香師であり、20世紀後半から現代にかけて数多くの傑作を生み出した世界的マスターパフューマー、ジャン=クロード・エレナ。彼がチュニジアの個人庭園を訪れた際にインスピレーションを受け、水と大地、そして陽光のコントラストをミニマルな処方で描き出しました。
この作品の核となるのが、フレッシュでありながら野性味あふれるイチジク(フィグ)のノートです。果実の甘美さだけを抽出する一般的なフルーティノートとは異なり、樹皮の苦味やちぎったばかりの青葉から滴る樹液のニュアンスまでを精巧に再現。さらにウッディなイトスギ(サイプレス)やレッドシダーを重ねることで、湿度の高い日本の気候でもすっきりと肌に馴染む、極めて洗練されたウッディ・グリーン調に仕上げられています。