リュウグウノツカイと太刀魚の違いは?見分け方から味・地震の噂まで徹底解説
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外見こそ似通ったリボン状の体型(側扁形)に進化しているが、これは異なるグループの生物が似た環境適応を遂げる「収斂進化」に近い現象であり、分類上の血縁関係は極めて遠い。
太刀魚はスズキ目タチウオ科に属する魚類で、マダイやスズキに近い仲間だ。生息水深は沿岸の波打ち際から水深200メートル前後の大陸棚にかけて。日中は海底付近に群れているが、夜になると餌となる小魚やイカを追って海面近くまで活発に浮上してくる。立ち泳ぎで獲物を待ち伏せ、電光石火のスピードで食らいつく獰猛なハンターである。
対するリュウグウノツカイはアカマンボウ目リュウグウノツカイ科に分類される純然たる深海魚だ。主な生息水深は200〜1,000メートル付近の中深層。海中を漂うオキアミ類を主食とし、太刀魚と同じく体を垂直に立てた状態で海中を漂いながら生活している。自力で力強く泳ぎ回る筋肉は発達しておらず、海流に乗って静かに浮遊する省エネ型の生態を持つ。
なお、幼魚の姿にも驚くべき違いがある。太刀魚の幼魚は生まれた時から親とほぼ同じミニチュア姿だが、リュウグウノツカイの幼魚は背ビレや腹ビレが体長の何倍もの長さに糸状に伸び、羽毛のような飾り房を持つ。深海でクラゲなどの有毒生物に擬態して身を守っていると考えられている。