礼服と喪服の違いとは?黒の濃さやスーツ代用の真実とマナー徹底解説

礼服と喪服の違いとは?黒の濃さやスーツ代用の真実とマナー徹底解説についての真相をお届けします。

「礼服と喪服は別物なのか」という疑問を解く鍵は、言葉の包含関係にあります。礼服とは冠婚葬祭すべての儀式で着用される衣服の総称であり、結婚式やお祝い事で着る「祝儀用礼服」と、葬儀や告別式で着る「不祝儀用礼服(喪服・ブラックフォーマル)」に大別されます。つまり、喪服は礼服という大きなカテゴリーの中に含まれる一つのバリエーションです。

フォーマルウェアには格式に応じた厳格なドレスコードがあり、一般的に正礼服、準礼服、略礼服の3段階に分かれています。

弔事における正礼服は喪主や近親者が着るモーニングコートや和装の黒紋付羽織袴、準礼服は一般的な参列者や親族が着るブラックスーツや女性用喪服ワンピース・アンサンブル、略礼服は急なお通夜や三回忌以降の法要で着るダークスーツなどを指します。

そして、一般的なビジネススーツと礼服・喪服の最大の違いは、「黒の濃さと光沢」にあります。フォーマル専用のブラックフォーマル生地は、何度も特殊な濃染加工を施すことで光を吸収し、深い「漆黒(しっこく)」に染め上げられています。さらに、弔事用の生地には光沢が一切ありません。

一方、ビジネス用のブラックスーツはポリエステルや通常のウールで織られており、屋外の自然光や斎場の強いLED照明・白熱灯の下に立つと、光を反射してグレーがかって見えたり、テカリが浮き彫りになったりします。単体で見ると同じ黒に見えても、漆黒の喪服を着た参列者が集まる場に立つと、その色の浅さは一目で分かってしまいます。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest