後藤久美子10代伝説!国民的美少女が放った衝撃と美貌の舞台裏
後藤久美子10代伝説!国民的美少女が放った衝撃と美貌の舞台裏にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
10代後半の後藤久美子を語る上で欠かせないのが、松竹の看板シリーズである『男はつらいよ』への参加だ。山田洋次監督にその類まれな資質を見出され、1989年公開の第42作『男はつらいよ ぼくの伯父さん』から吉岡秀隆演じる満男の初恋の相手・及川泉役に抜擢された。
地方都市の複雑な家庭環境に揺れながら、まっすぐに生きようとする泉の瑞々しさと翳り。それまで大衆が消費してきた「アイドル映画」の枠を打ち破り、日本を代表する本格的な青春映画のミューズへと昇華した瞬間だった。満男がオートバイを走らせて泉に会いに行く情景と、彼女の哀切を秘めた笑顔は、平成初期の日本映画史における屈指の名シークエンスとして今も色褪せない。