堺雅人の知られざる原点!早稲田のプリンスから怪優へと化けた軌跡

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1990年代前半、演劇の街・早稲田に異様な熱気を放つ青年がいた。名門・早稲田大学演劇研究会を母体に旗揚げされた「劇団東京オレンジ」。その看板俳優として舞台の中央に君臨していたのが、学生時代の堺雅人である。

当時の彼は「早稲田のプリンス」と称され、劇場前には彼の出演回を求めて長蛇の列ができた。1回数百席の小劇場に、のべ数千人もの観客が押し寄せる異常事態。透き通るような端正な顔立ちと、どこか冷ややかさを孕んだ知的な佇まいが、当時の小劇場ファンを熱狂させたのだ。

だが、その順風満帆に見えた演劇生活の裏で、堺は大きな決断を下す。役者の道に専念するため、早稲田大学第一文学部を家族に無断で中退した。学業を捨てて表現の世界へ身を投じる——それは、安定した未来をすべて投げ打つ覚悟の選択だった。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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