「上村」はカミムラかウエムラか?全国分布と家紋の謎を追う
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初対面の相手から「かみむらさんですか? それともうえむらさんですか?」と尋ねられた経験を持つ人は少なくないだろう。この二大読みにまつわる疑問に対し、近年の統計分析は明確な傾向を示している。
名字の網羅的データベースである名字由来netの2026年最新集計によれば、全国の「上村」姓の人口はおよそ7万5000人前後にのぼる。「かみむら」と「うえむら」という二大勢力の比率は、およそ6対4。九州や山口県など西日本エリアでは「かみむら」が過半数を占めるのに対し、関西から中部、東日本にかけては「うえむら」の呼称が優勢を見せる。こうした地域特有の読みの揺らぎは、書籍『日本の苗字・難読姓』の分析でも日本人の地理的移動や方言の変遷を示す好例として挙げられている。