2026年、なぜいま「富士山世界遺産センター」を目指すべきなのか? 入山制限時代の新しい聖地巡礼
2026年、なぜいま「富士山世界遺産センター」を目指すべきなのか? 入山制限時代の新しい聖地巡礼とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
静岡県富士宮市に位置する拠点を訪れて最初に目を奪われるのは、木組みで作られた巨大な「逆さ富士」のフォルムだ。建築界のアカデミー賞と称されるプリツカー賞を受賞した坂茂氏が設計を担当。地元産の富士ヒノキを緻密に組み上げた逆コーン型の構造体は、現代建築の最高峰と呼ぶにふさわしい凄みをまとっている。
建築物の前方に広がる大きな水盤には、その木組みが美しく反射し、本物の「逆さ富士」となって目の前に姿を現す。晴れた日には、背景にそびえる本物の富士山と水鏡に映る建築の富士山が対話し、まるで空間全体が一幅の絵画へと変貌を遂げる。思わず息をのむ瞬間だ。シャッターを切る人の波が途切れないのも頷ける。