リュウノヒゲの実が魅せる青い宝石の謎|果実ではない植物学的正体と弾む種子の秘密
リュウノヒゲの実が魅せる青い宝石の謎|果実ではない植物学的正体と弾む種子の秘密の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。
リュウノヒゲの実には、古くから子供たちに親しまれてきた知られざる秘密があります。それは、種子が持っている抜群の「弾力性」です。
鮮やかな青い外種皮を指で丁寧にむいていくと、中から球形をした半透明の白い玉が現れます。これが種子の内部構造である胚乳(はいにゅう)です。この白い玉は非常に硬く、同時に強いゴムのような弾力を備えています。
跳ねる仕組みと遊び方
剥き出しにした白い胚乳を硬いフローリングやコンクリートの床に向かって落とすと、まるでミニチュアのスーパーボールのように勢いよく弾ね上がります。高い位置から落とすほど高く跳ね返る現象は、胚乳細胞に水分と高密度の多糖類が凝縮されているためです。昭和の時代、昭和や大正の子供たちは冬の野山でリュウノヒゲの実を集め、弾ませて遊ぶ天然の玩具として親しんでいました。