銀巴里の知られざる歴史と未公開秘話!美輪明宏らが集った伝説の聖地
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この聖地を語る上で欠かせない巨星が、美輪明宏(当時は丸山明宏)である。1950年代、10代半ばで銀巴里の専属歌手となった美輪は、フランス語の原曲に日本語の自訳詞を乗せた『メケ・メケ』をヒットさせ、一躍時の人となった。中性的な美貌と圧倒的な歌唱力、そして時代の先を行くファッションは、瞬く間に銀座の話題を独占した。
その才能に強い衝撃を受けたのが、作家の三島由紀夫だ。三島は連日のように客席に通い詰めて熱視線を送り、美輪のステージに惜しみない賛辞を送った。ふたりの深い交流から生まれた舞台『黒蜥蜴』は、日本演劇史に燦然と輝く金字塔となる。銀巴里という閉ざされた高密度の空間があったからこそ、文学と音楽、そして演劇が密接に交差する劇的な化学反応が生まれたのだ。