鉄道車両は個人購入できる?価格相場や莫大な陸送費と維持費の実態
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鉄道車両を無事に運べたとしても、平らな空き地にそのまま置くことはできません。数十トンもの重量物が長期間1箇所にとどまるため、適切な地盤改良と専用の基礎工事が不可欠です。
通常は、設置場所の土を掘削して砕石を敷き詰め、重機で強固に転圧した上で、バラスト(線路の砂利)、コンクリート製または木製の枕木、そして本物のレール(37kg〜50kgレール)を敷設します。このレール敷設工事だけでも100万〜300万円規模の費用がかかります。地盤が軟弱な場所であれば、地中深くまでコンクリート杭を打ち込む杭打ち工事が必要となり、さらに追加の出費を強いられます。
もう一つの重大な問題が「建築基準法」と「税金」の取り扱いです。単に敷地内に置くだけであれば「動産(車両)」と見なされる場合もありますが、以下のような利用を行うと法律上の「建築物」として認定されるリスクがあります。
- 基礎にボルトや溶接で恒久的に緊結・固定した場合
- 電気・水道・ガスなどのライフラインを車内に直接引き込んだ場合
- 店舗(カフェ・物販)、ギャラリー、宿泊施設(民泊)などとして定常的に利用する場合
建築物とみなされた場合、用途地域ごとの建ぺい率・容積率の制限を受けるだけでなく、現行の建築基準法に適合した構造計算や耐火性能の証明が求められ、確認申請をクリアできなければ違法建築として是正勧告を受けるリスクが生じます。また、家屋として認定されれば毎年の固定資産税が課税される点も事前に把握しておく必要があります。