富士山は何県?山頂8合目以上は境界未定地!静岡山梨論争の真相
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富士山の地理的所在を尋ねられた際、行政的・地図上の厳密な正解を述べるならば、「静岡県と山梨県の両県にまたがって存在する」となります。国土地理院が公表する最新の標高データによれば、最高峰である剣ヶ峰の標高は3776.12m(三角点標高は3775.56m)を誇り、山麓を取り囲む自治体は両県合わせて複数に及びます。
静岡県側では富士宮市、富士市、御殿場市、裾野市、駿東郡小山町の4市1町が裾野を広げ、山梨県側では富士吉田市をはじめ南都留郡鳴沢村、富士河口湖町、山中湖村などが広大な富士五湖エリアと連なっています。国土地理院発行の2万5千分の1地形図を見ても、山麓から中腹にかけては明確な市町村境および県境が点線で刻まれています。しかし、視線を登山口からさらに上へと進めていくと、標高およそ3,100mから3,200m付近、いわゆる「8合目」を境にして、突然境界線が途切れていることに気づかされます。
つまり、「富士山は静岡県と山梨県のどっちにあるのか」という問いに対して、山麓部に関しては「双方の自治体に属している」が正解である一方、人々が最も憧れるシンボルである「頂上」に関しては、どちらの県にも属していないというのが偽らざる法的な実態なのです。