一卵性双生児のDnaや指紋は同じか?最新医学が暴く二卵性との違い

一卵性双生児のDnaや指紋は同じか?最新医学が暴く二卵性との違いとは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

Q1:一卵性双生児ならスマートフォンの顔認証(Face ID)は突破されてしまいますか?
A1:突破される可能性が極めて高いのが実情です。Apple社などの公式セキュリティガイドラインでも言及されていますが、赤外線メッシュ等を用いた高精度な3D立体顔認識であっても、骨格や目鼻の配置が酷似している成長期の一卵性双生児を完全に見分けることは技術的に極めて困難とされています。厳格なセキュリティを維持したい場合は、パスコードや指紋認証の併用が強く推奨されます。

Q2:一卵性双生児の男女が生まれることは医学的に絶対にあり得ないのでしょうか?
A2:極めて稀な例外(天文学的確率)を除いて原則あり得ません。受精卵が男性(XY)であった場合、細胞分裂の初期に一方の胚でのみY染色体が脱落する現象(染色体モザイク)が起きると、一方が男児(XY)、もう一方がターナー症候群の女児(XO)として生まれる症例が過去に数件報告されています。ただし極めて特殊な病態であり、健康な男女の双胎であれば二卵性双生児と断定できます。

Q3:一卵性双生児が生まれる確率は家系によって遺伝しますか?
A3:一卵性双生児の発生に遺伝的要素は関与しません。世界中のどの地域・家系においても約0.3〜0.4%の一定頻度で発生する受精卵の偶然の分裂です。一方で、二卵性双生児については多排卵を引き起こす遺伝的素因が母体側に遺伝することが知られており、「双子が生まれやすい家系」という伝承は二卵性双生児を指しています。

Q4:出生後に一卵性か二卵性かを正確に知りたい場合、どうすれば判明しますか?
A4:小児科や民間検査機関で実施されている「卵性診断(DNA型鑑定)」によって100%近い確度で判明します。妊娠中の胎盤が2つあった場合(DD双胎)、一卵性の初期分裂なのか二卵性なのかは外見だけでは確定できないケースがあります。口腔粘膜の綿棒採取によるマイクロサテライト(STR)解析を行えば、両者が同一の受精卵由来であるかを明確に証明できます。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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