四大文明の文字を完全網羅!特徴と一覧・未解読の謎まで徹底解説
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肥沃な三日月地帯の東端、ティグリス川とユーフラテス川に挟まれた地域で花開いたメソポタミア文明において、文字体系を生み出したのがスメール人です。彼らが紀元前3200年頃に考案したとされるのが「楔形文字」でした。
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メソポタミアは良質な石材や木材に乏しい一方、河川がもたらす泥土が豊富に存在しました。この環境が生んだのが、湿った粘土板にアシの茎を尖らせたペンを押し当てて字を刻む手法です。ペンの先を押し込むと、頭が太く先が細い独特の「くさび(楔)」の形がつくことから、その名が付けられました。
初期の楔形文字は、家畜の頭数や大麦の収穫量、ビールの配給数を記録する実務的な絵文字(トークン)でした。やがて表意文字から音を表す表音文字の要素を併せ持つ複雑な体系へと進化し、アッカド語やバビロニア語、ヒッタイト語などオリエント全域の共通書記言語として普及します。「目には目を、歯には歯を」の法規で有名なハンムラビ法典も、この楔形文字によって玄武岩の石柱に刻み込まれました。