菅官房長官が掲げた墨書の裏側!令和発表の密室議論と未公開秘話
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2019年4月1日午前11時41分、菅義偉内閣官房長官(当時)が新しい元号「令和」の墨書を掲げた。あのあまりにも有名な光景の直前まで、官邸地下の密室では分単位の極限状態が続いていた。元号選定を担った内閣官房の極秘チームは、情報漏洩を徹底的に防止するため外部との通信を完全に遮断。識者による「元号に関する懇談会」から閣議決定に至るまで、関係者の携帯電話はすべて回収されていたのだ。
選定候補として残っていた複数の案の中から、土壇場で決定打となったのは、国書から初となる出典の採用だった。それまでの元号が中国の古典(漢籍)に由来していた伝統を塗り替え、日本最古の歌集である『万葉集』から引用されたという事実は、選定委員たちにとっても大きな驚きであったという。