大津事件とは何か?ロシア皇太子襲撃の真相と司法権独立の舞台裏

大津事件とは何か?ロシア皇太子襲撃の真相と司法権独立の舞台裏とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。

大津事件は、シベリア鉄道の極東側起工式に出席する途中で日本へ立ち寄ったロシア皇太子ニコライ2世が、滋賀県大津で観光を終えて京都へ戻る途中に発生しました。皇太子の乗る人力車列が細い通りを通過する際、警備担当の巡査であった津田三蔵が突然サーベルを抜き放ち、ニコライの頭部へ斬りかかったのです。

ニコライは頭部に重傷を負いながらも人力車から飛び降りて逃走。同行していたギリシャ王子ゲオルギオスが竹杖で津田の刀を払い、人力車夫の向畑治三郎と北ガ市市太郎が津田を取り押さえたことで、最悪の事態である暗殺は免れました。

当時の日本は明治維新からわずか20余年。軍事力も国力も圧倒的に勝るロシア帝国から「皇太子が殺害されれば宣戦布告される」「巨額の賠償金や北海道の割譲を要求される」という恐怖が日本全土を覆い、社会は瞬く間にパニック状態へ陥りました。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest