白石隆浩の生い立ちと家族の真実|座間9人事件の闇と心理の変遷
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2017年8月、白石は父親の支援を受けて神奈川県座間市緑ケ丘のアパート2階の一室を契約しました。ここを拠点として、Twitter(現X)上で「死にたい」「一緒に死んでくれる人を探している」といった投稿を行うアカウントに対し、「首吊り士」などの偽名を使って接触を開始しました。
犯行動機は、公判での検察側冒頭陳述および白石本人の供述により、「金銭の強奪」と「性的欲求の充足」、そして自らの「生活維持」であったことが明白になっています。自殺を希望する被害者の心情に寄り添うふりをして部屋に誘い込み、睡眠薬やアルコールを飲ませて抵抗できない状態にした上で殺害。所持金を奪い、遺体を浴室で解体してクーラーボックスに保管するという極めて猟奇的かつ組織的な手口を短期間で繰り返しました。
裁判における最大の争点となった精神鑑定では、5カ月間に及ぶ鑑定留置が実施されました。その結果、白石には「パーソナリティ障害の傾向」は認められるものの、幻覚や妄想といった統合失調症の症状はなく、自己の行動の意味と結果を正確に認識して犯行に及んでいたとして、完全責任能力を有していたと結論づけられました。
2026年12月15日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)は「SNSの利用が当たり前となっている社会に大きな衝撃と不安を与えた」「9人の尊い命を奪った結果は極めて重大」として求刑通り死刑判決を言い渡しました。弁護側は控訴したものの、白石本人が即座に控訴を取り下げたため、2026年1月5日付で死刑が確定しました。