羽田クロノゲートで荷物が動かない真相は?追跡遅延の理由と施設の実態
羽田クロノゲートで荷物が動かない真相は?追跡遅延の理由と施設の実態に関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
荷物を追跡した際に「羽田クロノゲートベース 通過」の表示から丸一日以上ステータスが変わらないと、「荷物が紛失したのではないか」「作業が止まっているのか」と疑ってしまうのは無理もありません。しかし、この現象の多くは物流オペレーション上の正常なプロセスによって発生しています。
ヤマト運輸のシステムにおいて「通過」とは、ベース店での仕分けと大型トラックへの積載作業が完了し、次の拠点へ向けて出発した状態を意味します。羽田から北海道、九州、四国といった遠隔地へ向かう荷物は、夜間の高速道路や鉄道コンテナ、フェリーなどを利用して運ばれるため、移動時間として十数時間から丸一日以上を要します。移動中は新たなバーコードスキャンが行われないため、画面上は「羽田を通過したまま止まっている」ように見えてしまうのが真相です。
また、羽田クロノゲートは一般的な仕分け拠点とは異なり、医療機器の洗浄・メンテナンス、オンデマンド印刷、海外発送に伴う保税・通関手続きといった付加価値機能(ロジスティクス機能)を施設内で請け負っています。これらの特殊工程を経由する荷物は、単純な通過荷物よりも施設内滞留時間が長くなる傾向があります。