近くのお蕎麦屋さん総力取材!営業中の隠れ家名店と失敗しない選び方

近くのお蕎麦屋さん総力取材!営業中の隠れ家名店と失敗しない選び方にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

蕎麦の看板メニューとして知られる鴨南蛮 ざる蕎麦 名物には、職人の技術と原価構造に関する意外な真実が隠されています。

ネット上の情報では「十割蕎麦=高級で最も旨い」「二八蕎麦=小麦粉でかさ増しした安物」といった極端な二元論が見受けられますが、これは完全な誤解です。小麦粉を2割混ぜる「二八」は、つなぎのグルテンによって蕎麦にしなやかなコシと喉越しを与え、濃いつゆとの絶妙な絡みを生み出す江戸時代から完成された黄金比率です。

一方、鴨南蛮に関しても本物の合鴨(または真鴨)を使用している店と、安価な合鴨パストラミや脂身の多い冷凍肉を使用している店では風味が雲泥の差となります。名店と呼ばれる蕎麦屋では、鴨肉を強火で素早く焼き付けて余分な脂を落とし、その脂でネギをじっくり香ばしく焼き上げる「焼きネギの甘み」と「鴨脂のコク」をつゆに調和させる極めて高度な火入れを行っています。

ざる蕎麦に関しても、単に海苔が乗っているだけではなく、海苔の磯の香りと蕎麦の穀物香が喧嘩しないよう、焼き海苔の厚みや刻み幅まで計算し尽くされているかどうかが、職人の腕前を見分ける指標となります。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest