『もののけ姫』名コピー「生きろ、そなたは美しい」誕生秘話と宮崎駿の真意
『もののけ姫』名コピー「生きろ、そなたは美しい」誕生秘話と宮崎駿の真意の詳細解説を解説します。最新トレンドが詰まっています。
糸井重里氏は『もののけ姫』以前から、スタジオジブリ作品のポスターコピーで映画の思想を的確に言語化してきました。歴代の代表作を振り返ると、その進化と作風の変遷が鮮明に浮かび上がります。
- 『となりのトトロ』(1988年):「このへんな生きものは、まだ日本にいるのです。たぶん。」
- 『魔女の宅急便』(1989年):「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」
- 『おもひでぽろぽろ』(1991年):「私はワタシと旅に出る。」
- 『紅の豚』(1992年):「カッコイイとは、こういうことさ。」
- 『耳をすませば』(1995年):「好きなひとが、できました。」
- 『もののけ姫』(1997年):「生きろ、そなたは美しい。」
- 『千と千尋の神隠し』(2001年):「トンネルのむこうは、不思議の町でした。」
- 『ハウルの動く城』(2004年):「ふたりが暮らした。」
日常の機微や少女・少年の内面を優しく肯定するコピーが多かった歴代作品の中で、『もののけ姫』の「生きろ、そなたは美しい」は明らかに異彩を放っています。逃げ場のない現実を生きる観客へ向けた、痛切なまでの応援歌であったことが伺えます。