山寺宏一のアンパンマンは何役?ジャムおじさん継承理由と驚異の演じ分け
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アンパンマンの歴史において最大の転換点のひとつとなったのが、2019年8月のジャムおじさん役の交代です。1988年の放送開始から31年間にわたりジャムおじさんを演じ続けた初代声優の増岡弘さんが、高齢(当時83歳)を理由に自ら降板を申し出たことが発端でした。
交代にあたり、制作陣および増岡さん本人からの絶大な信頼を受けて2代目に指名されたのが山寺宏一でした。山寺は番組第1話から「めいけんチーズ」役として増岡さんの隣でマイクに向かい続けており、ジャムおじさんというキャラクターの息遣いや優しさのニュアンスを最も間近で体感してきた人物だったのです。
引き継ぎが発表された際、山寺は「増岡さんが作り上げたジャムおじさんの温かさを大切に受け継ぎたい」と深い敬意とプレッシャーを語っていました。実際に引き継ぎ後の第1464話が放送されると、視聴者からは「違和感がまったくなく、増岡さんの魂が宿っている」「自然すぎて交代に気づかなかった」と絶賛の声が相次ぎ、日本のアニメ史に残る見事な世代交代となりました。