5月・6月の鼻水はカモガヤ花粉?飛散時期と症状・対策の決定打
5月・6月の鼻水はカモガヤ花粉?飛散時期と症状・対策の決定打とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
カモガヤは明治初期に牧草(オーチャードグラス)として海外から導入され、強靭な繁殖力で日本全国の身近な環境に定着した多年草です。スギのような高木と異なり、草丈は50cm〜120cm程度と人間の腰から胸の高さに位置します。
カモガヤの主な生息場所は、河川敷の土手、堤防、線路沿い、空き地、手入れのされていない公園の広場、道路脇のグリーンベルトなどです。風に乗って数十キロ〜数百キロも広域飛散するスギ花粉とは決定的に異なり、カモガヤ花粉の飛散距離は発生源から数百メートル以内(大半は数十メートル以内)に集中します。つまり、「植物の群生場所に近づかなければ吸入量を劇的に減らせる」という明確な特徴を持っています。
また、同じイネ科の主要アレルゲンであるオオアワガエリ(チモシー)とカモガヤの違いについても見分け方を把握しておくことが肝要です。カモガヤは穂が枝分かれして小穂が指先のように塊状に集まる円錐花序を形成するのに対し、オオアワガエリは円筒形で隙間のない「猫のしっぽ」のような穂を直立させます。開花時期もオオアワガエリの方がやや遅く、6月から8月頃にかけてピークを迎えます。