寒くないのに震える?シバリングの原因と危険な痙攣との違い

寒くないのに震える?シバリングの原因と危険な痙攣との違いについての真相をご紹介します。

日常生活や医療現場でシバリングが引き起こされる背景には、主に3つの代表的なシバリング原因が存在します。

1. 感染症や炎症に伴う発熱(発熱悪寒シバリング)
ウイルスや細菌に感染すると、免疫細胞からサイトカインと呼ばれる発熱物質が放出されます。これが視床下部のセットポイントを例えば「39度」へと急上昇させます。その瞬間、平熱(36.5度)にある体内は「2.5度も冷え切っている」と誤認するため、強烈な悪寒とともに激しいシバリングを発生させて一気に体温を上昇させます。

2. 手術後の覚醒期(全身麻酔シバリング・術後シバリング理由)
手術室からの帰室時や麻酔覚醒時におけるシバリングの発生頻度は、臨床データでも約20〜40%と非常に高い確率で報告されています。全身麻酔薬や筋弛緩薬の影響で自律神経による血管収縮・体温調節機能が麻痺することに加え、低温に保たれた手術室環境や冷たい点滴の急速投与によって深部体温が低下(術中低体温)します。覚醒に伴って麻酔薬の抑制が外れた瞬間、身体が低下した体温を急速に取り戻そうと激しく震え出すのが術後シバリングの正体です。

3. 環境要因による偶発性低体温(低体温症震え)
冬場の遭難や水難事故だけでなく、冷房の効きすぎた室内や高齢者の冬場の室内生活でも発生します。深部体温が35度以下に落ち込むと、生命維持のための防御反応として限界までシバリングが持続します。ただし、深部体温が32度を下回るとシバリング機構自体が消失し、生命の危機(重症低体温症)に直結するため極めて危険です。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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