御社とは?貴社との違いや面接・メールの正しい敬語マナーを徹底解説

御社とは?貴社との違いや面接・メールの正しい敬語マナーを徹底解説について徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。

ビジネスマナーにおいて最も注意すべきは、丁寧さを意識しすぎるあまり発生する「過剰敬語」や「誤った敬称の重ね使い」です。特に頻出する3つの誤用パターンを整理します。

1. 「御社様」という典型的な二重敬語

電話対応や面接で「御社様(おんしゃさま)」と呼んでしまう人が後を絶ちません。「御社」という単語自体に相手への敬意が含まれているため、さらに接尾辞の「様」を付加することは過剰な御社様 二重敬語となります。文化庁が定める敬語ルールに照らしても不適切であり、相手に「敬語を正しく理解していない」という不自然な違和感を与えます。必ず「御社」単体で呼びましょう。

2. 「御中」と「貴社」の混同と重複

郵送書類の封筒やメールの宛名で「貴社 〇〇株式会社 御中」のように書いてしまうミスも目立ちます。御中と貴社の違いを整理すると、以下の通りです。

  • 貴社:相手企業を指す代名詞(文章中で「貴社の事業展開に共感し……」のように使用)
  • 御中:組織や部署宛てに郵便物を送る際、会社名・部署名の末尾に添える宛名敬称(例:「〇〇株式会社 御中」「人事部 御中」)

宛名に「貴社」を冠する必要はなく、「〇〇株式会社 御中」と記すのが正しい作法です。また、特定の個人宛ての場合は「〇〇株式会社 人事部 山田太郎 様」となり、「御中」と「様」を併用することもできません。

3. 企業形態による敬称のバリエーション

相手が株式会社や有限会社でない場合、「御社」「貴社」と呼ぶのは適切ではありません。組織形態ごとの正式な呼称を頭に入れておくことが、確実な差別化につながります。

  • 病院・医療法人:口頭=「御院(おんいん)」/ 文書=「貴院(きいん)」
  • 学校・教育機関:口頭=「御校(おんこう)」/ 文書=「貴校(きこう)」 ※大学の場合は「貴学」「御学」も可
  • 銀行:口頭=「御行(おんこう)」/ 文書=「貴行(きこう)」
  • 信用金庫:口頭=「御庫(おんこ)」/ 文書=「貴庫(きこ)」
  • 官公庁・行政機関:口頭=「御庁(おんちょう)」/ 文書=「貴庁(きちょう)」 ※省なら「貴省」、区役所なら「貴区」
  • 一般社団法人・NPO法人・財団:口頭=「御法人(おんほうじん)」「御団体」/ 文書=「貴法人(きほうじん)」「貴団体」
松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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