アン・ルイス『あゝ無情』誕生秘話と歌詞の真相|80年代の歌謡ロック名曲

アン・ルイス『あゝ無情』誕生秘話と歌詞の真相|80年代の歌謡ロック名曲の全貌を詳しく解説してご紹介します。

『あゝ無情』の発売年は1986年(4月21日リリース)。当時の日本はバブル景気の入り口に立ち、夜の街が熱気と享楽に包まれていた時代です。アン・ルイスはアイドルポップス全盛の1970年代にデビューし『グッド・バイ・マイ・ラブ』などのヒットを放ちましたが、80年代に入ると自らのルーツである本格的なロックへと舵を切りました。

その転換点となったのが1984年の『六本木心中』であり、その爆発的なヒットの熱狂をさらに加速させる形で世に送り出されたのが『あゝ無情』でした。歌謡曲のキャッチーなメロディラインと、ハードロックのドライヴ感を融合させた80年代歌謡ロック名曲の決定版として、オリコンチャート上位を席巻。女性ロックボーカリストの地位を確固たるものにしました。

タイトルのインパクトも絶大でした。文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説邦題としても知られる重厚なフレーズを、あえてダンサブルなロックチューンに冠する大胆な発想。イントロの印象的なブラスとカッティングギターが鳴り響いた瞬間、聴く者を非日常のドラマへと引き込む圧倒的なパワーを持っていました。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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