江口のりこの色気と濡れ場の真相|初期名作と体当たり演技の全貌
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江口のりこの原点は、柄本明が座長を務める劇団東京乾電池にあります。兵庫県からわずかな所持金を手に単身で上京し、新聞配達やアルバイトで生計を立てながら芝居の基礎を叩き込まれた下積み時代は、彼女の表現者としての骨格を築き上げました。
映画界において彼女の才能をいち早く見出したのが、ピンク映画界のレジェンドであり日本映画界を牽引する瀬々敬久監督です。瀬々監督の『肌の隙間』(2004年)や『ユダ』(2004年)、さらには大作『ヘヴンズ ストーリー』(2010年)などにおいて、江口のりこは人間の業や生々しい痛みを体現する重要な役どころを熱演しました。
日本映画のインディペンデントシーンにおいて、彼女は監督たちの厳しい要求に応え、身体を張った濡れ場も一切の衒いなく演じ切る「最も信頼できる若手女優」としての地位を確立していきました。当時の映画関係者による証言でも、「江口の芝居には自己顕示欲がなく、画面の中でただ生きている」と評されており、その潔い覚悟が初期の映画過去作群を傑作たらしめています。