板垣李光人の原点『仮面ライダージオウ』ウール役の衝撃と軌跡
今注目を集めている 板垣李光人の原点『仮面ライダージオウ』ウール役の衝撃と軌跡について、主要な情報をご紹介しています。
ネット検索で「板垣李光人 仮面ライダー 何役」と調べるファンが後を絶たないように、彼が演じたキャラクターは一般的な「正義の味方=仮面ライダー」ではありませんでした。彼に与えられた役どころは、主人公・常磐ソウゴ(演:奥野壮)らと敵対する組織「タイムジャッカー」の一員であるタイムジャッカー・ウールです。
タイムジャッカーとは、常磐ソウゴが将来「魔王(オーマジオウ)」として君臨する未来の歴史を改変するため、新たな王候補を擁立しようと暗躍する時間移動者集団です。ウールはその中でも「最も年少で無邪気な少年」という立ち位置で設定されていました。ショートカットの髪型にどこかあどけなさを残し、ハーフパンツにマントを羽織ったその姿は、おとぎ話の王子や妖精のような幻想的なビジュアルでデザインされていました。
しかし、その愛らしい容姿とは裏腹に、行動は極めて冷酷でした。歴史上の人物や一般人に「アナザーウォッチ」を埋め込み、無理やり異形の怪人「アナザーライダー」へと変貌させる役割を担っていました。東映の公式プロダクションノートや当時のインタビューにおいて、プロデューサーの白倉伸一郎氏は「無邪気ゆえの残酷さ」をウールというキャラクターの核に据えたと明かしています。板垣李光人は、冷徹に人間を利用しながらも、どこか子どものような純真さで微笑むという極めて難度の高い二面性を、当時弱冠16歳で見事に体現しました。