「足のいいやつ」カリーナ1600Gtハードトップの真価と相場高騰
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1970年12月、トヨタはコロナとカローラの隙間を埋める新世代ミドルセダンとして初代カリーナを市場へ投入しました。当時のCMにはアクションスターの千葉真一氏を起用し、「足のいいやつ」というフレーズとともにアグレッシブなスタント走行を披露。卓越したロードホールディングと足まわりの完成度の高さを強烈にアピールし、ドライバーズカーとしての確固たる地位を築きます。
デビュー当初は4ドアセダンのみの展開でしたが、ユーザーからの強い要望に応える形で1972年12月に登場したのが2ドアハードトップです。センターピラーレスの伸びやかなルーフライン、専用の角型2灯ヘッドランプ(またはハードトップ専用グリルデザイン)を採用したフロントマスクは、セダン譲りの端正さにスポーティな色気を加味したスタイリングへと進化を遂げました。
なかでも頂点に君臨した「1600GT(型式:TA17)」は、日常使いに応える実用ボディに本格的なスポーツユニットを載せたモデルとして、週末の峠道やラリー競技で圧倒的な存在感を発揮。実直さと走りの情熱が高次元でクロスオーバーした、昭和トヨタの金字塔と呼べる1台です。