馬の走り方の全種類と足の着地順を解明!速さの秘密と四肢の連動
馬の走り方の全種類と足の着地順を解明!速さの秘密と四肢の連動を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。
馬の走り方に関しては、古くからのイメージやネット上の断片的な情報による誤解が少なくありません。ここでは、現場の獣医師や調教師が重視する専門的な事実と誤解を解き明かします。
誤解①:「全力疾走の瞬間、4本すべての足が同時に地面から離れることはない」という俗説
19世紀末にエドワード・マイブリッジが高速度連続写真を撮影するまで、「馬は前後の足を前後にピンと伸ばして飛んでいる」と信じられていました。実際には、四肢が胴体の下でキュッと丸め込まれた瞬間に完全な滞空期(無支持期)が存在します。足が前後に開いた状態での滞空はありません。
誤解②:「歩様の乱れは気合や気性の問題である」という誤認
馬の足運びのリズムが不規則になる現象を「跛行(はこう)」と呼びます。競馬や乗馬の現場では「歩様(ほよう)診断」が日常的に行われており、首の上下動のタイミング(前肢が痛い時は痛む足が着地した瞬間に首を上げる)や、後躯の沈み込みの非対称性をチェックします。歩法の乱れは根性論ではなく、蹄や関節、靭帯に生じた初期の炎症や痛みのサインであることが大半です。