いちごの旬は冬ではない?本当に美味しい時期と品種別の食べ頃【2026】
いちごの旬は冬ではない?本当に美味しい時期と品種別の食べ頃【2026】について分かりやすく解説いたします。最新の情報をチェックしてください。
日本におけるいちごの流通カレンダーを理解する上で外せないのが、露地栽培とハウス栽培の違いです。昭和30年代以前、いちごといえば5月前後の初夏に収穫される季節限定の果実でした。これが本来の植物としての自然な開花・結実サイクルです。
転換点となったのは、1970年代以降に進んだビニールハウスによる加温・保温技術の確立と、クリスマスケーキ需要に合わせた「前倒し出荷」の市場形成でした。生産現場では、秋口に人工的な低温処理や遮光を行うことで苗に冬を疑似体験させ、ハウス内に定植して暖める「促成栽培」が標準化。これにより、本来は春に実るいちごが12月〜2月に出荷ピークを迎える構造が定着しました。
露地栽培のいちごは太陽の光をたっぷり浴びて野性味のある酸味としっかりした果肉に育つのに対し、温度管理が徹底されたハウス栽培のいちごは、じっくりと時間をかけて熟成するため糖分が逃げず、極めて甘くジューシーに仕上がるという特徴を持ちます。