おしりから血が出たらどうする?危険なサインと受診基準を徹底解説

おしりから血が出たらどうする?危険なサインと受診基準を徹底解説について詳しく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

トイレットペーパーに血がつく程度の出血から、便器一面が真っ赤になるほどの出血まで、原因となる疾患は多岐にわたります。

1. 痔疾患(切れ痔・いぼ痔)

日本人成人の3人に1人が悩んでいるとされる痔は、出血の最も頻度の高い原因です。硬い便を無理に出した際に肛門上皮が切れる切れ痔(裂肛)は、排便時に鋭い痛みが走り、紙に少量の鮮血が付着します。一方、肛門内部の血管網がうっ血して膨らむいぼ痔(内痔核)は、知覚神経がない場所に生じるため、痛くないのにポタポタと鮮血が垂れるという特徴があります。

2. 大腸がん・大腸ポリープ

見過ごしてはならないのが悪性腫瘍やその前段階となるポリープです。大腸の内腔にできた病変に便が擦れることで出血します。初期の大腸がんは自覚症状がほぼ無痛であり、「痔だと思っていたら進行がんだった」という症例が臨床現場で頻繁に報告されています。便が細くなる、残便感がある、便秘と下痢を繰り返すといった症状が併発している場合は警戒が必要です。

3. 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)

近年、若年層から中高年まで患者数が増加している指定難病「潰瘍性大腸炎」では、大腸粘膜が炎症を起こしてびらんや潰瘍が多発します。血液とともにゼリー状の白〜赤褐色の粘液が混ざった粘血便が出るのが決定的な特徴です。慢性的な下痢や微熱、腹痛が長引く場合は専門機関での精査が欠かせません。

4. 大腸憩室出血・虚血性大腸炎

腸壁の一部が外側に袋状に飛び出す大腸憩室から突然血管が破綻する大腸憩室出血は、腹痛がないまま突然大量の下血が起こります。高齢者や高血圧を抱える人に多く見られます。また、腸への血流が一時的に滞る虚血性大腸炎では、突然の強い左下腹部痛の直後に鮮紅〜暗赤色の下血が起こります。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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