台風15号の風速はなぜ猛烈なのか?歴代記録と甚大被害の真相を検証
台風15号の風速はなぜ猛烈なのか?歴代記録と甚大被害の真相を検証とはどんな影響があるのか? 背景や要点を簡潔に解説します。
台風15号と聞いて多くの気象関係者や防災担当者が想起するのが、2019年(令和元年)9月9日に関東地方へ上陸した台風15号(ファクサイ)です。中心気圧960hPa、中心付近の最大風速40m/sという「非常に強い」勢力を維持したまま三浦半島を通過し、東京湾を経て千葉市付近へ上陸しました。
この台風が残した台風15号の最大瞬間風速は、千葉市中央区で57.5m/s、成田空港で45.8m/s、木更津市で49.0m/sに達し、多くの地点で台風15号の歴代記録を塗り替える数値を叩き出しました。
気象庁が発表する風速には「10分間の平均風速」と「瞬間風速」の2種類が存在します。台風の進路右側(危険半円)に入った地域では、平均風速が30m/s台であっても、突発的に吹き込む最大瞬間風速は1.5倍から2倍近くに跳ね上がります。57.5m/sという暴風は、特急列車や大型トラックが全速力で走行しているのと同等の風圧であり、大人が立っていられないばかりか、強固に固定されていない構造物を容易に吹き飛ばすエネルギーを持っていました。