血圧の上と下の違いとは?どっちが高いと危険かの真相と最新基準値

血圧の上と下の違いとは?どっちが高いと危険かの真相と最新基準値の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

血圧計に表示される2つの数値は、医学的に最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧)と呼ばれます。心臓は1日に約10万回もの拍動を繰り返し、全身の組織へ酸素と栄養を届けるポンプの役割を担っています。このポンプ運動に伴って血管壁の内側にかかる圧力を数値化したものが血圧です。

心臓が力強くギュッと縮み、大動脈へ勢いよく血液を拍出した瞬間に血管内圧はピークに達します。これが「上の血圧(収縮期血圧)」です。健康な血管はゴムチューブのように柔軟にしなり、押し出された血液の衝撃を和らげながら全身へと送り出します。

一方、血液を送り出した後の心臓は、次の拍動に備えてフワッと広がり、体中から戻ってくる血液を内部に溜め込みます。この心臓が拡張して休んでいるタイミングでも、血管内の血流がゼロになるわけではありません。しなやかな血管が元に戻ろうとする弾力によって血液が押し進められ、一定の圧力が保たれています。これが「下の血圧(拡張期血圧)」の正体です。

循環器専門医の回診現場を取材すると、多くの患者が「下は心臓が完全に脱力しているから、多少高くても問題ない」と誤解している実態に直面します。実際には、下が保たれているからこそ、心臓が休止している間も脳や腎臓、そして心筋自体を養う冠動脈に絶え間なく血液が供給されています。上と下の双方が適正に連動して初めて、全身の生命維持システムが正常に機能する構造になっています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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