【写真で比較】尿が泡立つのは腎臓病のサイン?消えない危険な泡と受診目安
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尿が泡立つ物理的な根本原因は、尿の表面張力の変化にあります。純粋な水や健康な尿は表面張力が高いため、排尿の衝撃で気泡が生じてもすぐに割れて元の水面に戻ります。しかし、尿中に特定の成分が過剰に混入すると、界面活性剤(石鹸)のような働きをして表面張力を低下させ、一度生じた気泡を頑丈に保ってしまうのです。
この表面張力を著しく低下させる代表物質が「タンパク質(アルブミンなど)」と「糖(グルコース)」です。
通常、血液中のタンパク質は腎臓の「糸球体」という超微細なフィルターによって濾過され、体内に再吸収されるため、尿中にはほとんど漏れ出ません。ところが、腎臓の炎症や血管の硬化によってフィルターが目詰まりや破損を起こすと、分子の大きなタンパク質が尿へと漏れ出し、蛋白尿となります。これが、尿の泡立ちが腎臓病の警戒アラートとされる最大の理由です。
同様に、血糖値が極めて高い状態が続く糖尿病患者の場合、腎臓の再吸収能力を超えた糖が尿中に排出されます。糖分が尿の粘度と比重を高めることで泡立ちが生じやすくなり、さらに進行すると「糖尿病性腎症」を併発してタンパク漏出も重なるため、二重の要因で消えない泡が形成されます。