【退去費用の罠】賃貸リメイクシートで高額請求?原状回復のプロが徹底解説

【退去費用の罠】賃貸リメイクシートで高額請求?原状回復のプロが徹底解説についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

「退去立ち会いの場で管理会社の担当者が絶句し、その場で壁紙一面とキッチン扉の面材貼り替えで計12万8,000円の見積書を切られました。剥がせるシートと書いてあったのに、剥がそうとすると元の化粧板がベリベリと音を立ててめくれてしまって……」

都内の賃貸マンション(1K)に3年間暮らしていた20代女性は、自著ブログやSNSの体験手記で当時の青ざめた心境を生々しく告白しています。この悲鳴は決して孤立した事例ではありません。国民生活センターや賃貸管理会社への取材によると、入居者によるDIY起因の原状回復トラブルは年々増加の一途をたどっています。

国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」において、経年劣化や通常損耗(日焼けや家具の設置跡など)の修繕費用は家賃に含まれるとされています。しかし、入居者が故意または過失、善管注意義務違反によって生じさせた破損・汚損は全額借主負担となるのが法的な大原則です。

市販のシートに「貼ってはがせる」と記載されていても、それはあくまで「一定の実験環境下で容易に剥がせた」というメーカー基準にすぎません。賃貸物件の建材に糊が溶着したり、下地を道連れにして破断したりした場合、管理会社から見れば「無断施工による設備の損壊」とみなされます。特に下地の石膏ボードまで糊が浸透している場合、部分補修が効かず「壁一面張り替え(平米単価約1,200円〜1,800円+廃材処分・施工基本料)」や「建具面材の全交換(数万円〜)」となり、敷金全額償却どころか多額の追徴金が発生するのです。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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