緑茶が脳を守る?認知症リスクを下げる正しい飲み方と最新研究
緑茶が脳を守る?認知症リスクを下げる正しい飲み方と最新研究について知っておくべき ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
緑茶がなぜ脳を守るのか。その答えは、ポリフェノールの一種であるエピガロカテキンガレート(EGCG)と、アミノ酸成分であるテアニンの存在にある。
脳神経科学の知見によれば、アルツハイマー型認知症の主因とされるアミロイドβ(Aβ)タンパク質の異常凝集や蓄積に対し、エピガロカテキンガレートが強い阻害作用を発揮することが知られている。脳血管バリアを通過したこれらの活性成分が、神経細胞の酸化ストレスを軽減し、微細な炎症の火種を消し去るのだ。金沢大学名誉教授であり脳神経内科の権威である山田正仁氏らの研究をはじめ、アミロイド抗原に対する緑茶カテキンの分子レベルの働きは深く掘り下げられている。
一方、リラックス成分として知られるテアニンは、脳波のα波を増強し、過剰な興奮性ニューロンの活動を穏やかに鎮める。ストレスホルモンであるコルチゾールの過剰分泌を抑制することで、記憶を司る海馬の萎縮を防ぐサポートを果たす。この二重の防御陣形こそが、脳の老化に対する強固な盾となる。