痛風の元凶「プリン体」とは?尿酸値の仕組みと正しい食事・排出法
痛風の元凶「プリン体」とは?尿酸値の仕組みと正しい食事・排出法についての真相をご紹介します。
プリン体とは、細胞の核酸(DNAやRNA)を構成する「プリン骨格」を持つ生体分子の総称です。私たちが体を動かしたり、呼吸をしたり、思考を巡らせたりする際に消費するエネルギー物質「ATP(アデノシン三リン酸)」の主成分でもあります。つまり、プリン体が存在しなければ人間は生きていくことすらできません。
メディアなどでは「食事から過剰摂取するもの」と捉えられがちですが、血中に存在するプリン体の約70〜80%は体内で生成されています。古い細胞が新しい細胞へと生まれ変わる新陳代謝の過程や、筋肉を使ったエネルギー消費の際に自然と産生されているのです。食品から直接取り込まれる割合は全体のわずか20〜30%程度にすぎません。
体内で役割を終えたプリン体は肝臓へと運ばれ、最終的に「尿酸」という老廃物に分解されて尿や便とともに体外へと排出されます。生成と排出のバランスが正常に保たれている限り、プリン体自体が体に害を及ぼすことはありません。