アルコール依存症セルフチェック!1分で危険度判定&初期症状を見抜く
アルコール依存症セルフチェック!1分で危険度判定&初期症状を見抜くに関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
身近な人の飲酒問題に直面したとき、家族が良かれと思ってとった行動が、かえって本人の飲酒を助長してしまう悲劇が少なくありません。典型的な例が、本人が起こした借金の肩代わり、会社への欠勤連絡の代行、散乱した酒瓶の片付けなどです。
このような「尻拭い」をする人を専門用語でイネーブラー(可能にする人)と呼び、本人と家族が病気を通じてお互いに縛り合ってしまう関係を共依存と言います。本人が飲酒の責任や不都合な結末(底つき体験)に直面しない限り、自発的に治療へ向かうことは極めて稀です。
効果的なアルコール依存症家族の対応方法の原則は以下の通りです。
- 本人の尻拭いをやめる:お酒による失敗の後始末は本人自身にさせ、飲酒の現実を直視させる。
- シラフの時に冷静に伝える:泥酔中の説教や非難は逆効果。「あなたが健康を害するのが心配だ」と「I(アイ)メッセージ」で懸念を伝える。
- 家族だけで抱え込まず専門機関へ相談する:本人が受診を拒否していても、家族だけで地域の精神保健福祉センターや保健所、家族会(断酒会、アラノンなど)に足を運び、対応のアドバイスを受ける。
近年では、家族が本人の受診を無理強いせずに対話を改善し、治療へと導く心理技法「CRAFT(クラフト)」の有効性も広く実証されています。