沖縄土産の絶対王者「紅芋タルト」元祖の歴史と限定品を徹底解明

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昭和60年代、沖縄県中部に位置する読谷村。当時、地元の特産品である紅芋を活用した名物づくりが模索されていた。その中心にいたのが、現在「株式会社御菓子御殿」として知られる菓子の創業家だ。村の農家が手塩にかけて育てた紅芋をなんとか全国へ届ける名物にできないか。試行錯誤の末に生み出されたのが、あの独特な舟形のタルトだった。

当時は芋の加工技術も未発達で、鮮やかな紫色を保ちつつ、日持ちのする焼き菓子へ昇華させる工程には過酷な苦労が伴った。保存料を極力使わず、素材本来の風味と鮮やかな色合いを残す製法を確立したことで、一気にヒット商品へと駆け上がったのだ。単なる甘味の枠を超え、沖縄県観光産業を支える一大ブランドへと成長を遂げた歴史は、まさに村おこしの奇跡といえる。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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