機能性ディスペプシアにヨーグルトは逆効果?悪化を防ぐ乳酸菌の選び方
機能性ディスペプシアにヨーグルトは逆効果?悪化を防ぐ乳酸菌の選び方について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。
体に良いとされるヨーグルトが、機能性ディスペプシアの症状を悪化させてしまう背景には、胃の生理機能と食品特性のミスマッチが存在します。特に注意すべき要因は「脂質」「温度」「酸味」の3点です。
第1の要因は、全脂タイプのヨーグルトに含まれる動物性脂質です。脂質が十二指腸に達すると、コレシストキニン(CCK)などの消化管ホルモンが分泌され、胃の運動を抑制するブレーキがかかります。もともと胃の排出能が低下している食後愁訴症候群(PDS)タイプの人が高脂質の製品を口にすると、内容物が胃に長くとどまり、強い胃もたれや膨満感を自覚しやすくなります。
第2の要因は冷蔵庫から出した直後の冷たさです。冷えた食品は胃局所の血流を低下させ、胃壁の平滑筋のしなやかな動きを奪います。さらに第3の要因として、ヨーグルト特有の乳酸による強い酸刺激が挙げられます。胃粘膜が過敏になっている心窩部痛症候群(EPS)タイプの場合、酸味が知覚神経を刺激してキリキリとした痛みを誘発するケースが少なくありません。