24時間テレビの障害者出演はなぜ批判される?感動ポルノとギャラの真相
24時間テレビの障害者出演はなぜ批判される?感動ポルノとギャラの真相とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
障害者当事者は、24時間テレビをどのように見つめているのでしょうか。この問題に風穴を開けたのが、NHK Eテレの障害者情報バラエティ番組『バリバラ』でした。
2016年、バリバラは24時間テレビの真裏の時間帯に「検証!“感動ポルノ”〜障害者の描かれ方を考える〜」と題した生放送をぶつけ、出演者全員がおそろいの黄色いTシャツを着て登場。「障害者を感動の具材にするな」「笑っていいとも風に明るく下ネタも語るのがリアルな人間だ」と痛烈なパロディを展開し、ソーシャルメディア上で社会現象級の反響を巻き起こしました。
当事者から寄せられる声は、決して一枚岩ではありませんが、以下のような率直な意見が目立ちます。
- 否定的な声:「健常者から『障害があるのに頑張って偉いね』と上から目線で言われる原因になっている」「清く正しく生きることを強要されているようで息苦しい」
- 肯定・容認の声:「番組を通じて福祉車両が全国に配備されたり、手話やパラスポーツが認知されたりした功績は事実」「きっかけは何であれ、巨額の寄付が集まること自体は助かる」
当事者が求めているのは「感動のアイコンとしての特別扱い」ではなく、「欠点も欲望もある一人の人間としての自然な共生」であり、メディア側の描くステレオタイプとの落差が長年叫ばれています。