Ghqの要請が転機に!セロハンテープ誕生の知られざる歴史と開発秘話
Ghqの要請が転機に!セロハンテープ誕生の知られざる歴史と開発秘話にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
アメリカで誕生したセロハンテープが海を渡り、日本で独自の発展を遂げる契機となったのは、第二次世界大戦後の混乱期でした。その主役となったのが、医療用絆創膏メーカーとして実績を築いていた日絆工業(現在のニチバン)です。
1947年、日本を占領統治していたGHQから「郵便物の検閲(検封)に使用するための透明テープを至急製造して納入せよ」という突発的な要請が下りました。当時、日本から海外へ送られる手紙や小包はすべて検閲が行われており、開封した痕跡を塞ぐための輸入スコッチテープが底をついていたのです。
物資が極端に不足していた戦後において、日絆工業の技術陣はゴム糊の調合技術や絆創膏製造のノウハウを総動員しました。植物由来のセロハンフィルムに天然ゴムベースの粘着剤を均一に塗り重ねる難工事を、わずか約1カ月という驚異的なスピードでクリア。1947年末にGHQへの納入を果たし、翌1948年に「セロテープ®」として一般市場への発売を開始しました。
昭和の復興期、この国産テープはオフィスや商店の包装用として急速に浸透し、やがて学校の工作や一般家庭の必需品へと成長していきました。