高給でも離職が止まらない?自走組織を作る「内的動機付け」の真実
高給でも離職が止まらない?自走組織を作る「内的動機付け」の真実について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。
学術界にとどまっていたモチベーションのパラダイムシフトを、ビジネスの最前線へと広めたのが著述家のダニエル・ピンクだ。彼がプレゼンテーションイベントTEDで行った講演「やる気に関する驚きの科学」は、世界中の経営者に強烈なインパクトを与えた。
ピンクは、科学が解明した人間の心理的真実と、企業のビジネス現場で行われている現実のマネジメントとの間に生じている「巨大なズレ」を指摘した。金銭的インセンティブを中心とする「モチベーション2.0」は、工場労働のような機械的作業には有効だったが、知識集約型の「モチベーション3.0」の時代には通用しないと切って捨てたのだ。
この議論は権威ある経営誌Harvard Business Reviewをはじめとする世界的メディアでも幅広く取り上げられ、従来の評価制度や人事戦略に対する根本的な問い直しを迫る契機となった。